UESHIMA COLLECTION

http://www.ueshima-collection.com/
http://www.ueshima-collection.com/artist-list/33

#Repost @ueshima_collection
・・・
Artist: 箕浦建太郎 / MINOURA Kentaro
@minourakentaro
Title: untitled
Year: 2022
Medium: oil on canvas
Dimensions: 116.7 x 91 cm (c46 x 35 7/8 in.)
Acquired from Gallery Trax, 2022
@gallery_trax
Collection #203KANKURO UESHIMA COLLECTION Kitasando
まず、深い赤が目に飛び込んでくる。画面は遠くで見るよりもかなり激しい筆致が残されている。白い線が輪郭に、寒色が陰影となって次第に何かの生物らしき形状が現れてくる。目は今にも画面から飛び出してきそうな強く造形的な描き方をされている。作家が公言する通り、たくさん描けば次第に、一本の線でも最適解に近い線が引けるようになっていく。箕浦にとって絵画とはそういう最適な線や色の積み重ねによって得られるものだ。その複雑な色と線の重なり合う中から、絡まった糸を解きほぐすようにして生命体らしき図像を導き出していく。決まったルールや絵画の規範に沿った描き方をしない箕浦だからこそ、鑑賞者も普段の絵画を見るルールや手順を変えて、新たな感覚で向き合ってもらいたい。
Artist Profile
箕浦建太郎 / MINOURA Kentaro
1978年静岡県生まれ。幼少期より絵を描き続けている。多くの子どもたちはさまざまな影響を受けながら絵の描き方を習得していく。文字の習熟と同様に、絵も模倣することで自らが描くものが他者にとってもある程度の共通認識を持って受け入れられるようになる。その過程で国や地域の特有の文化に触れればその様式に沿った描写を規範とした認識が個々人に取り入れられて文化圏が醸成されていく。箕浦は本当に絶え間なく絵を描いている。これまで模倣し、習熟してきた総量が他者よりも多いのかもしれない。個展ともなれば作品が壁を埋め尽くす。箕浦に蓄積したものも外に出ていくものも全てが過剰である。過剰であることが結果的に箕浦を個性を超越して普遍性へと近づけさせているように感じる。近年発表している絵画は、おそらく生き物が描かれているのではあるが、特定の生物を名指しするものではない。殴りつけたような筆触の中から朧げな輪郭らしき色の連なりがようやく見えてきたところでその正体はまるで判然としない。しかし、生命体が間違いなくそこに「ある(描かれている)」ということだけははっきりと分かる。こういった、漠然としていながらも確信的な認識を与えるものをこそ、普遍的と評するのだろう。キャリア初期には音楽活動を盛んに行い自主レーベルPinto(現在休止中)を主宰。銀杏BOYZのアルバム「DOOR」(2005年)にジャケット・イメージを提供。写真家の川島小鳥との協働も多く『明星』、『トリコ』を共著出版。作品集に『未完成大陸』『Decapitron3』『Hello,Good』など。
#ueshimacollection #contemporaryart #artcollector #現代アート #現代美術コレクション #植島コレクション #植島幹九郎コレクション #kankuroueshimacollection #art collection  #植島幹九郎藝術收藏 #植島藝術收藏 #當代藝術 #當代美術 #现代藝術 #现代美術 #painting #paintingart #ペインティング #箕浦建太郎 #kentarominoura
This entry was posted in 未分類. Bookmark the permalink.

Comments are closed.